思考運動ヘルメット Thinking movement helmet | |
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Year | 2016 |
Edition | Unique |
Material | Pencil on paper mounted on panel |
Size | 1303×970×31mm |
Autograph | signed |
“CLAD IN THE UNIVERSE ”「宇宙を纏う」
DIESEL ART GALLERY 2017
KYOTARO
2017年2月24日から5月18日まで東京渋谷DIESEL ART GALLEYで開催していた個展
「Clad in the Universe―宇宙を纏う」での出品作品です。
10万年後の世界は、どのような風景だろう ?
未来人は、どのような洋服を着ているだろう?
それはきっと、光のようなものではないだろうか?
絵には光を感じるような次元の要素をつめこんであります。
意識的な宇宙次元の服を纏うというコンセプトで開催いたしました。
思考というのはグニャグニャ変わるようなイメージがあり、
グニャグニャの思考を身に纏っているビジュアルが浮かんでき面白いなと思って描きました。
バストアップの構図にしたのは飾った時に飾りやすいと思い、
またお顔自体が前面に出ていないのも単純に飾りやすいと思いこの構成にしました。
1999年ごろから唇が気になり唇ばかり制作していたのですが、この作品にもその影響が出ています。
本来このお顔が正解なんてものはないと考えており、お顔を前面に描くのを避けながら人間を表現しました。
顔をなるべく隠した作風にした理由は、
その顔が代表した良い顔の手本のようになってしまうからです。
表だって強く顔を出すことを避けました。
表現したいのは形ではなく、もうすこし意識的な部分であったからです。
物理的ではないものを纏うということです。